アザール、CLお気に入りゴールに“トーレス囮弾”選出 「ごめんね、フェルナンド(笑)」
チェルシー移籍2年目となる2013-14シーズンのシャルケ戦で決めたCL初得点をセレクト
レアル・マドリードのベルギー代表MFエデン・アザールがUEFAチャンピオンズリーグ(CL)における自身のお気に入りゴールに、チェルシー時代の2013-14シーズンに決めたシャルケ戦の移籍後CL初得点を選出。当時の同僚FWフェルナンド・トーレスをおとりに使った巧みなドリブルシュートについて、「UEFA.com」のインタビューで振り返っている。
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アザールはリモートインタビューでCLでの思い入れのあるゴールについてコメント。自身が決めた「フェイバリットゴール」に、チェルシーでのCL初ゴールを選んだ。
チェルシー移籍初年度の2012-13シーズンはCLでゴールがなかったアザールに、待望のゴールが生まれたのは翌13-14シーズンのCLグループステージ第3節の敵地シャルケ戦だった。元スペイン代表FWトーレスの2得点で2-0とリードして迎えた後半42分、アザールは得意のドリブルで相手のペナルティーエリアに侵入し、左足のシュートでゴールネットを揺らした。
このゴールの場面ではトーレスがオフ・ザ・ボールでのランニングでDFを引きつける巧みな“アシスト”があった。アザールにはフリーになったトーレスへラストパスする選択肢もあったものの、自らシュートを打つことを選択。アザールも「パスをすべきだったけど」と笑顔を浮かべながら、当時を次のように振り返っている。
「僕はたくさんのゴールを決めるタイプではないから、(お気に入りのゴールを選ぶのは)簡単だよ。それは(シャルケ戦での移籍後CL)ファーストゴールだ。ファーストはいつだって特別なものだ。アウェーでのビッグゲームで、僕らは素晴らしい試合をした。僕はフェルナンド・トーレスにパスを出せたし、出すべきだったけど、自分でシュートを狙い、幸運にもそれがゴールになった。彼はハットトリックのチャンスを待っていたと思うけどね……。ごめんね、フェルナンド(笑)」
アザールはこれ以外にも、CL史上最高のゴールには2018年の準々決勝で当時レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントス相手に決めたオーバーヘッドシュートと、同年の決勝リバプール戦で同じくレアルのウェールズ代表FWギャレス・ベイルが決めたオーバーヘッドシュートという二つのゴラッソを選出した。
さらに、自分が決めてみたいと思ったゴールとしては、2002年の決勝戦で現レアル指揮官のジネディーヌ・ジダン監督がレバークーゼンを相手に決めた左足の芸術的ボレーシュートを挙げるなど、印象的なゴールについて語っていた。