なでしこ黒星発進に宮間主将「自分たちの実力」 4連勝での五輪切符獲得を誓う

「とにかくあと4勝、まだチャンスは…」

 前半から日本は選手たちが間延び気味になり、体格に優れるオーストラリアにとってプレーしやすい距離感の試合になった。中盤でボールの奪いどころがハッキリせず、最終ラインでボールを奪い返す展開になり、狙いとしていた素早い攻撃は影をひそめた。

“マチルダス”の愛称を持つオーストラリアに、ゴール前での体格の優位性を生かされてしまった試合展開について、なでしこジャパンを引っ張る主将は全力を尽くした結果として受け止めて、次戦以降に進む決意を示している。

「今、終わったことを考えても仕方ない。とにかくあと4勝、まだチャンスはあると思うので、気を引き締めて臨みたい。足りない部分もあると思うが、やれることはやっている。足りないことを自覚してもっと努力したい。あと4勝するしかないので、もう一度、自分たちを見つめてきっちりやりたい」

 5試合の短期決戦の初戦を落とす結果になったが、逆に言えばまだ4試合のチャンスが残されている。リオ五輪出場権獲得への反転攻勢へ向け、宮間主将は前を向いて語っていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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