なでしこ黒星発進に宮間主将「自分たちの実力」 4連勝での五輪切符獲得を誓う
初戦でオーストラリアに1-3と敗戦後、募らせた危機感
よもやの黒星スタートに、なでしこジャパンのキャプテンは足下を見つめなければいけないと危機感を募らせている。29日、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選の初戦オーストラリア戦で、なでしこジャパンは1-3の敗戦。10日間で5試合、6カ国で本大会への2つの出場枠を争う短期決戦での黒星スタートに主将のMF宮間あやは「あと4勝するしかない」と、次戦以降の巻き返しを誓った。
宮間を含めて2011年の女子ワールドカップ・ドイツ大会で優勝したメンバーを中心に、経験豊富な選手たちを並べて臨んだ初戦は厳しい船出になった。前半25分に相手FWデンバナに先制点を許すと、同41分には日本のパスが主審に当たる不運なプレーから最後はFWヘイマンに追加点を奪われた。前半終了間際にFW大儀見優季のゴールが決まって追い上げムードとなったが、後半33分にMFゴリーに決定的な3点目を奪われ、2点差での敗戦となった。
「もちろん(初戦の)難しさもありますけど、自分たちの実力。分かってはいたが、まだまだ足りない」
宮間は、自分たちの実力不足であると言い訳をすることなく、試合を振り返った。
page1 page2