「まだ上手く入り切れていない」 浦和L猶本光、監督が明かすハーフタイム交代の理由
森監督は猶本のパワーとキック力を評価しつつ、連係面の課題も指摘
なぜ、交代する選手が猶本だったのか。森監督はその理由についても明確に打ち出した。
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「ボールを回すことを昨年やってきたなかで、コンビネーションのところは、まだ猶本の場合は上手く入りきれていません。個人的にはパワーもあるし、キック力も持っているので、すごく良い選手だと思います。でも、『今はそんなに行かなくてもいいよ』とか、『今行くべきだ』『そこは裏を狙うべきだ』といったところのコンビネーションが周りと少しズレがあるので、ゲームを通しながら上手く使っていきたいと思っています」
猶本が2018年6月にドイツ女子1部のSCフライブルクへ移籍した後、浦和Lは森監督が2019年から指揮を執り、アグレッシブな攻撃的サッカーを推し進めてきた。森監督が言うように、猶本は今季開幕戦のジェフユナイテッド千葉戦(4-2)で強烈な左足ミドルを叩き込むなど、ドイツでの進化を証明している一方、ベレーザ戦では左サイドに流れてドリブル突破からクロスを狙うも中央の菅澤らに合わないシーンが何度かあった。共闘した経験のある選手たちが多いとはいえ、ポジションにこだわらず流動的な動きが求められる森監督のサッカーにおいては、まだコンビネーションに改善の余地があるのは間違いない。
猶本の起用法を含めた森監督の手腕、そしてそのなかで猶本がさらなる成長を遂げられるかは、2014年以来のリーグ優勝を果たすうえで重要なポイントになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)
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