冨安健洋、来季はCBが”定位置”か ボローニャ監督は理解「センターでプレーしたがっている」
ミハイロビッチ監督は右サイドバックの補強をチームに要求
日本代表DF冨安健洋の所属するボローニャは、2日に行われたセリエA最終節でトリノと対戦し、1-1で引き分けた。冨安は右太ももの負傷でベンチ外となったが、試合後にシニシャ・ミハイロビッチ監督は、来季は冨安をセンターバックで起用する考えがあることを明かしている。衛星放送局「スカイ・スポーツ」イタリア版が報じた。
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今季、ボローニャに加入した冨安は、本職のセンターバックではなく、主に右サイドバックとして2019-20シーズンを戦った。イタリア国内では、ローマが獲得に関心を示したと報じられていたが、クラブ幹部がローマ以外からのクラブから25億円以上のオファーが届いたと話すほど、その価値を高めている。
勝ち点47で12位という順位でセリエAのシーズンを終えたミハイロビッチ監督は、今後ボローニャをどう強化していくかと問われると、補強の必要性のあるポジションについて語り、そのなかで冨安の扱い方についてのヒントを出している。
「クラブには、スカッドの強化を頼みたい。選手が足りていないセンターフォワードとセンターバックか、右サイドバックを補強しないといけない。冨安はセンターでプレーしたがっているからね。私は、私のような選手がほしい。どんな選手が欲しいかは、明確になっている」と、冨安の希望を理解したうえで、最終ラインをさらに固められる選手の獲得を目指す意向を話した。
負傷のため、シーズン終盤の3試合は欠場となった冨安だが、今季はリーグ戦29試合に出場して1得点3アシストを記録した。昨季の勝ち点「44」を上回ってシーズンを終えたチームの今後について、「未来は明るい。私たちは賢く、年ごとに改善できるように、正しい選手を獲得したい」と語ったミハイロビッチ監督にも、冨安はしっかりと認められているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)