レアルの左サイドはC・ロナウドの“聖域” ジダン監督が与える自由、その意図とは

衰えも指摘される稀代のアタッカーのサイド固定について考察

 レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、なぜ左サイドに固定されて“聖域化”しているのかについての分析を、衛星放送局「ユーロスポーツ」が報じている。

 ロナウドは今シーズン、公式戦33試合で34ゴールを挙げている。普通の選手と比べて十分すぎる成績を残しているにもかかわらず、今年31歳になることもあってか衰えを指摘されることも増えてきた。

 特に厳しい批評の代表格は、サイドでの固定起用だ。近年は得点を量産する稀代のゴールゲッターに変貌を遂げているロナウドだが、かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーした頃の若き日の彼は、シザースフェイントで相手を抜くことに快感を見出すウインガーだった。この頃からロナウドの得意ポジションと言えば左サイドだが、守備での貢献度は決して高いとは言えなかった。解任されたベニテス前監督も、彼に制限を与えていた。

 一方、現在チームの指揮を執るジネディーヌ・ジダン監督は、自由を与えることによってロナウドの良さを100%引き出そうとしている。そのポイントは、守備のタスクを減らすことによって発揮されるものと考えている。

 

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