浦和MF柴戸海に懸かる期待、指揮官も絶賛 「水を運ぶ男」鈴木啓太を超える存在へ
大槻監督も期待 「誰かのような、ではなく柴戸海と言われるようになってくれたら」
2018年に明治大学から浦和に加入した柴戸は開幕当初に出場機会を得られなかったが、4月に大槻監督が当時の堀孝史監督との契約解除に伴い暫定監督に就任した時に公式戦デビューした。その後、オズワルド・オリヴェイラ監督にスイッチするとリードしたゲーム終盤の“クローザー”的な役割を担いリーグ9試合出場。昨季はシーズン途中にオリヴェイラ監督から大槻監督へのスイッチがあったが、リーグ戦の出場数を20試合に伸ばした。
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今季は4バックを導入してチームを再構築しているなかで、沖縄県でのトレーニングキャンプの時から柴戸の存在はチームの中で大きくなり、大槻監督が期待をかけていることは端々から伝わった。そして公式戦がスタートすると、チームの中核を担う1人になりつつある。
かつて浦和の中盤を支え、元日本代表監督イビチャ・オシム氏に「水を運ぶ男」と称された鈴木啓太氏になぞらえる声もある。一方で指揮官は「誰かのような、ではなく柴戸海と言われるようになってくれたら良いと思う」と話す。
ランニング系のトレーニングでは常にチームトップを争うような姿を見せ、明大時代には主将も務めた人間性の持ち主でもある。3年計画で世代交代も図りながらチームを作ろうとしている浦和の中で、明確なリーダー候補がメキメキと成長する姿が見られている。