浦和MF柴戸海に懸かる期待、指揮官も絶賛 「水を運ぶ男」鈴木啓太を超える存在へ
清水戦でハーフタイム明けから投入されて戦況一変、柴戸投入で上がったチームのギア
浦和レッズは1日のJ1第8節で清水エスパルスと1-1で引き分けたが、ハーフタイム明けから投入されて劇的に戦況を変えたのはMF柴戸海だった。浦和では、今季から特に存在感を大きくしている。
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前半の浦和は中盤でのボールの奪いどころがはっきりせず、つり出されては間を使われて外されていく悪循環になった。浦和のベンチ横では、ハーフタイム前から柴戸にウォーミングアップのペースを上げるように指示が出されたと見られる姿があった。その後、ハーフタイムに入ると他のベンチメンバーとは別行動で動きのピッチを上げるとロッカールームへ。MF青木拓矢との交代で後半のスタートから送り込まれた。
大槻毅監督によるチーム全体の守備的な修正はあったにしても、柴戸の投入で明確にチームのギアは上がった。コンビを組むエヴェルトンを前方に押し出しつつ、サイドバックとセンターバックの間にできるスペースもカバー。そして、球際ではまさに相手ボールを“刈り取る”ような強さを見せた。
大槻監督もまた「今日はハーフタイムに青木(拓矢)と代えましたけど、早い時間にイエローカードをもらってしまっていたので、中盤でアグレッシブに守備をするようなところがほしかったので彼を使いました。しっかりと戦術的なタスクもこなしてくれましたし、局面でのボール奪取や、なおかつボールが入る前のポジショニングの修正も含めて、いい仕事をしてくれたと思っています。また攻撃面でも成長が見られますし、さらに成長してほしいと思っています」と絶賛した。