マンUの歴史が変わっていた!? ロナウジーニョら「獲得失敗の名手ベスト11」を英紙選出

(左から)、ギャレス・ベイル、ロナウジーニョ、フィルジル・ファン・ダイク【写真:Getty Images & AP】
(左から)、ギャレス・ベイル、ロナウジーニョ、フィルジル・ファン・ダイク【写真:Getty Images & AP】

プレミア制覇から遠ざかるマンU、英紙が歴代の「獲得できなかったワールドクラス」に注目

 イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドは、今季後半戦に14戦無敗(9勝5分)の快進撃を見せてプレミアリーグ3位でシーズンを終えた。2012-13シーズン以来、プレミア制覇から遠ざかるなかで復活を印象付けるパフォーマンスとなったが、英紙「デイリー・メール」はこれまでユナイテッドが「獲得できなかったワールドクラスの選手」によるベストイレブンを発表。元ブラジル代表FWロナウジーニョやオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)らが名を連ねた。

 まず守護神に選ばれたのは、現在は古巣チェルシーでテクニカルアドバイザーを務める元チェコ代表GKペトル・チェフ。チェルシーやアーセナルなどで活躍し、プロ通算727試合に出場したチェフは、2018-19シーズン限りで現役を退いた。ユナイテッドには元デンマーク代表GKピーター・シュマイケルや元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールというレジェンド守護神がおり、GKにおいて不十分ということはなかったが、サー・アレックス・ファーガソン元監督が「若すぎる」という理由で獲得を断念しなければ、チェフも“赤い悪魔”の守護神の系譜に名を連ねる可能性があったという。

 3バックに並んだのは、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)、ファン・ダイク、元イングランド代表DFジョン・テリーの3人。再三にわたりユナイテッド移籍が噂されてきたラモスは、実際にオファーもあり移籍を考えたことがあるとされるが、最終的には「レアル・マドリードが常に私のプライオリティーだった」とし、レアル残留を決めている。

 ファン・ダイクは2018年1月のリバプール移籍前、サウサンプトン所属時のプレーにユナイテッドは注目していたという。元ユナイテッドのコーチであるレネ・ミューレンスティーン氏は、海外メディア「Stadium Astro」で「ファン・ダイクを連れてくることの話が挙がっていたが、結局彼ら(ユナイテッド)は賭けもしなかった。しかし、リバプールは彼のポテンシャルやスピード、力などすべてが目に見えていた」と証言している。

 幼少期からユナイテッドファンだったというテリーは、トレーニンググラウンドに招待されるなどし、父親からはユナイテッド入りを懇願されていたが、最終的には「正しいと感じた」という理由からチェルシーを選択している。

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