名門ミラン、復活の原動力は? 後半戦はリーグ優勝のユベントスに匹敵
後半19試合はリーグ優勝争い級のパフォーマンスを披露、イブラヒモビッチが牽引
イタリア・セリエAの名門ACミランは、冬の移籍市場で元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチを獲得して強さを取り戻したが、後半19試合の結果はリーグ優勝を争う可能性すらあるものだとイタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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セリエAは残り1試合となり、ミランは勝ち点63で6位。少なくとも来季のUEFAヨーロッパリーグに予選2回戦から出場できる状態にある。2月半ばから新型コロナウイルスの影響で中断があったリーグ戦だが、ミランは前後半で全く違う姿を見せていると言えるだろう。
開幕時、マルコ・ジャンパオロ監督でスタートしたチームだが、10月には解任。ステファノ・ピオリ監督を就任させて立て直しにかかった。しかし、最もミランに影響を与えたのはイブラヒモビッチだろう。1月に前所属米MLSロサンゼルス・ギャラクシーとの契約満了に伴いやってきたカリスマストライカーが初出場したのはリーグ第18節だが、そこからの変化は劇的だった。
イブラヒモビッチ加入から2試合があるとはいえ、折り返し地点となった第19節終了時のミランは勝ち点25だった。そして、そこからの後半戦18試合で勝ち点38を稼ぎ出している。
最終戦のカリアリ戦で勝利すれば勝ち点41を後半戦19試合で稼ぐことになり、これを2倍すれば勝ち点は82という計算になる。すでに優勝を決めたユベントスは1試合を残して勝ち点83だから、後半戦のミランが見せたのは優勝を争える力だという考え方ができる。
そして、イブラヒモビッチは加入から9ゴール8アシストを記録。記事では、来季ピオリ監督が残留となりラルフ・ラングニック氏の招聘にストップがかかったのも、今のチームに必要なのは誰なのかという考えに基づいているという。
39歳も目前というストライカーは、名門ミランを一変させた。本当にリーグ優勝を争いミラン復活を印象づけられるのかは、来季もイブラヒモビッチがチームに残留するかが大きな要素となりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)