5連覇に死角なしのユベントス 長友出番なしのインテルを0−2で粉砕
5位インテルはミランと勝ち点1差に EL出場権の攻防に
後半に入ると、ユベントスがゲームを動かした。同2分、右サイドで得たFKでFWディバラがファーサイドを狙うと、味方の動きとは合わなかったが、インテルDFダニーロ・ダンブロージオが中央へ折り返すようなクリアミスをしてしまい、ボールはフリーのユベントスDFレオナルド・ボヌッチへ。これをボヌッチが難なく押し込み、ユベントスが1-0とリードした。
反撃に出たいインテルだったが、ユベントスにボールを制圧されてしまい効果的な攻撃を繰り出すことはできなかった。後半28分にはMFイバン・ペリシッチを投入して4バックに切り替えたが、攻撃の場面でもペナルティーエリアに侵入する場面はほとんど生み出せなかった。逆に、同38分には途中出場のユベントスFWアルバロ・モラタをDFミランダが倒してPKを与えた。これをモラタ自身が決めて点差は2点に広がった。
結局、終始ゲームの主導権を渡さなかったユベントスが2-0で完勝。首位をガッチリとキープした。敗れたインテルは5位のまま変わらないが、日本代表本田圭佑が所属するACミランとの勝ち点差が1に縮まり、来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権が決まる5位争いが熾烈になっている。
この両チームは、中2日で3月2日にイタリア杯準決勝第2レグで再戦する。第1レグを0-3で落としたインテルにとっては決勝進出に茨の道が待っている。絶好調の王者相手に、奇跡的な逆転劇が必要な状況だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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