3部降格デポルティボ、柴崎と10番MFにライバルが獲得興味か 「流出は避けられない」
ラス・パルマスのメル監督がゲームメーカータイプの選手を希望
日本代表MF柴崎岳の所属するスペイン2部デポルティボは今季20位に終わり、2部B(実質3部)への降格が決定した。そんななか、2部ラス・パルマスの指揮官が柴崎の獲得を希望しているという。地元メディア「Canarias7」が報じている。
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今季のデポルティボは開幕戦こそ勝利を収め、好スタートを切る。しかし、そこから第20節まで未勝利が続き、最下位に低迷。第21節からは7連勝と持ち直したものの、リーグ中盤までの躓きが響いて下位から抜け出せず。第39節から3連敗を喫し、最終節フエンラブラダ戦が中止となったことで、20位での降格が決まった。
来季のデポルティボは2部Bでの戦いを強いられるなか、柴崎の獲得を画策しているとされるのが、今季はライバルとして対峙していたラス・パルマスだ。「Canarias7」によると、同クラブのペペ・メル監督を筆頭とするクラブ首脳陣は来季に向けてゲームメーカータイプの選手を探しており、その候補となっているのが柴崎と、同じくデポルティボで10番を背負うMFアヘル・アケチェだという。同メディアは次のように伝えている。
「デポルティボは2部Bに降格し、選手の流出は避けられない状況にある。柴崎は2023年まで契約が残っているが、クラブは予算を削減するためにも移籍を歓迎すると思われる。アケチェは今夏で契約満了を迎え、引く手あまたの状況だ。いずれにせよ、クラブが狙う選手のタイプはハッキリとしている」
一方で、「クラブの財政状況が第一であり、若く野心的な選手と経験豊富な選手のバランスも重要だ」とも指摘。柴崎とアケチェはいずれも20代後半ということもあり、獲得する際は貴重な“経験豊富な選手”の枠を埋めるという認識になりそうだ。
短いオフを経て迎える来季に向けて、欧州では移籍市場の動きも少しずつ生まれてきている。無念の降格を味わった柴崎の去就にも、引き続き注目したい。
(FOOTBALL ZONE編集部)