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J全55クラブ、経営情報開示 営業収益1300億円超え…トップは“スター軍団”神戸の114.4億円
5月に45クラブの2019年度の経営情報を開示 新たに10クラブを追加
Jリーグは30日、2019年度のクラブ経営情報を開示。今回は、5月に新型コロナウイルスの影響により決算の確定が延期となった6クラブ(水戸ホーリーホック、栃木SC、東京ヴェルディ、横浜FC、レノファ山口、SC相模原)、3月決算の4クラブ(湘南ベルマーレ、ジュビロ磐田、柏レイソル、Y.S.C.C.横浜)を加えて、全55クラブの情報を発表した。営業収益は55クラブ合計で1325億円(前年比+68億円)となり、クラブ別は前回5月に10クラブを除いて発表されたヴィッセル神戸のJ史上最高営業収益114億4000万円でトップは変わらなかった。
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神戸はこれまでのJ史上最高額だった2018年度の96億6000万円を上回り、初めて100億円以上を記録。2018年夏にバルセロナから元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが加入し、昨季は元スペイン代表FWダビド・ビジャ(現役引退)も加わって、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(現アンタルヤスポル)とともに世界的スターのトリオがプレーした。また、MF山口蛍やDF酒井高徳ら日本代表クラスの即戦力も加わり、豪華な布陣となっていた。
リーグ全体としては55クラブ合計で1325億円(前年比+68億円)で、9年連続の増収。そのうちスポンサー収入640億円(前年比+45億円)、入場料収入216億円(前年比+23億円)を記録した。クラブ別にみると神戸が118%の営業収益・成長率となっており、FC琉球(186%)、大分トリニータ(165%)、鹿児島ユナイテッドFC(160%)が160%以上の成長率を記録した。
また、赤字は琉球が4期連続の赤字(ルール改定によって純資産が考慮されるためライセンスはく奪とはならない)、2期連続の赤字は北海道コンサドーレ札幌、ベガルタ仙台、サガン鳥栖、福島ユナイテッドFC、相模原、AC長野パルセイロ、カターレ富山の7クラブ。一方、鳥栖が20億1400万円、柏が10億1300万円の赤字(当期純損益)を計上した。