“日本撃破”の天才司令塔、海外メディアが絶賛 「スーパーサイヤ人になった」
ロシアW杯の日本戦で大仕事、デ・ブライネを起点に衝撃の9.94秒カウンター
デ・ブライネはベルギー代表でも中核を担い、「レッドデビルス(ベルギー代表の愛称)は、デ・ブライネが活躍できる場所だ」と言及。その一方、MFエデン・アザール(レアル・マドリード)のライバルと目されていた過去に触れている。
「一時期、エデン・アザールのライバルだったのは知っているか? なんの冗談だ? 2人の天才がぶつかることなど何もない。二つの補完的な才能、二つの異なるアプローチ、手遅れになる前に大切にしなければいけない2人の天才。ようやくみんなが理解した」
そんなアザールが輝いた大会の一つが18年のロシア大会だ。グループリーグでパナマ(3-0)、チュニジア(5-2)、イングランド(1-0)を撃破し、3戦全勝で首位突破。16強で日本代表と激突し、2-2で迎えた後半アディショナルタイムにはデ・ブライネを起点とした9.94秒の高速カウンターから決勝弾が生まれた。準々決勝でもブラジルを2-1と下して4強に進出。準決勝で優勝したフランスに0-1と惜敗するも、3位決定戦で2-0とイングランドを圧倒した。
「スリル? ブラジル戦のゴール。日本戦のゴールにつながるパス。ルカクのパナマ戦初ゴールのアシスト。全盛期の輝き。この選手がどれだけ私たちのサッカー史を刻んできたか、決して忘れないようにしよう。それは失礼にあたる」
ベルギーのサッカー史に残る名手へと成長を遂げたデ・ブライネ。その物語はまだまだ続きそうだ。