ジダン監督がレアル逆転優勝に事実上の白旗宣言 「リーグ戦は終わった」

マドリード・ダービーで手痛い敗戦

 レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は27日、0-1で敗れた本拠地アトレチコ・マドリードとのダービーマッチ後、リーグ優勝に白旗を揚げた。スペイン地元紙「AS」が報じている。

 “白い巨人”の2011-12シーズン以来のリーグ制覇を目指す戦いが、事実上終幕した。後半8分にフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンに決勝点を奪われた。エースのFWクリスティアーノ・ロナウドが決定機を外し、フランス代表FWカリム・ベンゼマは故障によってハーフタイムでピッチを退いた。

 試合後の記者会見でチームの不調について質問された指揮官は、「態度の問題かもしれない。分からない。この試合に対する我々の貢献に満足していない。努力、ピッチ上での出来事に満足できない。大事なことは次の試合だ。質問される前に話しておくが、リーグ戦は終わった。昨日言ったことだが、勝ち点を失えば、状況はさらに苦しくなる。まだ試合は残されている。リーグが終わったように振る舞うとは言わないが……」と語った。

 1試合少ない首位バルセロナとは、勝ち点差9の3位。明晰なジダン監督は、あっさりと白旗を掲げた。それだけ、このダービーでの敗戦は堪えたようだ。指揮官はこう続ける。

「チャンピオンズリーグ(CL)の前に、水曜日に試合がある。そこに準備しなければいけない。我々の最高の力でプレーし、勝利する。次の一戦に臨むことが使命だ。今日は我々にとって大打撃だ。アトレチコとのダービーに敗れることは受け入れがたい」

 

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