「そこがJ1とJ2の違い」 “昇格組”横浜FC主力が痛感、浦和との勝敗を分けた要素とは?
3連敗の横浜FC、MF佐藤が分析 「決め切る力を身に付けなければいけない」
横浜FCは浦和レッズをホームに迎えた26日の一戦に0-2で敗れ、3連敗となった。昨季にJ2から自力昇格を勝ち取ってきたチームの主力が「そこがJ1とJ2の違い」と話したことこそ、サッカーの勝敗を分ける部分だった。
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横浜FCは新型コロナウイルスの影響で中断したリーグが再開した後、最初の3連戦は1勝1分1敗でまとめた。しかし、この3連戦は川崎フロンターレに1-5、横浜F・マリノスに0-4と、昨季のJ1上位チームとの差を見せつけられた。そしてこの浦和戦は互いに連敗ストップを期して臨んだゲームだった。
下平隆宏監督は、このゲームでMF中村俊輔をスタメンに送り込んだ。その狙いは「特に前半は落ち着いたなかで進めたかった。マイボールになった時に、ここ数試合は右サイドでロストする時間が多かったので、その間にうまく入って中継して、俊輔のところでボールを落ち着かせれば」というもの。そうやって確かに前半からボール保持率は高めたが、サッカーはそこで勝敗が決しない競技なのは誰もが知る通りだ。
そして後半に入ると、両チーム最初ともいえた決定機を浦和のFWレオナルドに決められると、1点を追う横浜FCはボールを持ちながらビッグチャンスはなかなか生み出せなかった。最終的に、試合終了間際に2点目を奪われる試合になったが、中盤の中央で出場したMF佐藤謙介はチームの課題をこう表現した。
「ボールを動かす、相手のゴール前まで行くことに関してはMF3人で上手にバランスを取っていけたと思うんですけどやっぱり結果としてノーゴールに終わっているので、もう少し相手のゴール前での精度だったり、圧力というのをチームとして増やしていかなくてはいけない。本当に最後の局面だけだと思うので、そこがJ1とJ2の違いだと思いますけど、ウチが勝っていくためにはそこの局面をどう打開するかだと思いますし、決めるところを決め切る力を身に付けなければいけない」