レアル同僚批判のC・ロナウドを主将ラモスが擁護 「彼の言葉は一部を切り取られたもの」

孤高のエースを必死にフォロー

 これに対し、主将は「ルーカス・バスケス、ヘセ、ボルハは全力を尽くしている。ここまでくるのにどれだけ努力を重ねたか、誰もが理解している。だが、クリスティアーノには自分の考えを口にする自由がある。彼も僕と同じ考えかもしれないけれど、彼はそういう形で表現した。本意ではなかった。彼の言葉は一部を切り取られたものかもしれない」と語った。”白い巨人”で孤立を深めかねないエースを必死にフォローしていた。

「キャプテンとして唯一言えることは、全員を誇りに思っていること。今は団結が必要な時だ。全員のサポートと自己犠牲が必要だ。このチームに長きに渡り在籍している人間は、もっとこの点を強調しなければいけない。彼の口からこんな言葉が出てきたことを、聞いたことがなかった」

 1試合消化の少ない首位バルセロナとは勝ち点差9で3位。エースの過激な発言で空中分解の危機を迎える可能性すら出てきたスター軍団を、ラモスは必死に束ねようとしていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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