レアル同僚批判のC・ロナウドを主将ラモスが擁護 「彼の言葉は一部を切り取られたもの」

チームメイトを見下すような発言で物議

 レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが27日のアトレチコ・マドリードとのダービーマッチに0-1と敗戦した後、同僚を見下すような問題発言を行い物議を醸しているが、主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは必死に擁護。銀河系軍団は激震に見舞われる事態となっている。

 孤高のゴールキングはダービー敗戦に落胆後、苛立ちのあまりに問題発言を繰り返した。

「もし、他の選手が自分と同じぐらい優秀なら我々は首位にいたはず。毎年だ。メディアは自分がどうしようもない選手に見えると信じているようだが、数字と統計は嘘をつかない」

 チームの和を乱すような問題発言に、主将のラモスが動いた。「みんな自分の考えを持つ権利がある。クリスティアーノのことはよく知っている。彼が誰かに責任をなすりつけようとしたわけではないと思う。我々はこのチームの全員を誇りに思っている。みんなのハードワーク、出場機会の少ない人間の貢献に対してだ」と語った。

 ロナウドの矛先は個人に向けられていた。「自分のチームメイトや他の人間をこきおろしたくはない。だが、最高の選手がピッチに立てない状態では、勝つことは難しい。私はペペ、カリム(・ベンゼマ)、ベイル、マルセロとプレーしたい。ヘセ、ルーカス、コバチッチが悪い選手とは言わない。彼らは優秀だが、同じでは……」

 ポルトガル代表の僚友DFペペ、ブラジル代表DFマルセロに加え、「BBC」と恐れられた脅威の3トップを形成するウェールズ代表FWギャレス・ベイル、フランス代表FWカリム・ベンゼマは故障離脱中。ワールドクラスの仲間にSOSを発信する一方、本来控えのFWヘセ、ルーカス・バスケス、MFマテオ・コバチッチの若手の力量不足を口にした。

 

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