南野には「大勢が感銘を受けた」 英紙が“ラストダンス”を称賛「インパクトを与えた」
最終節ニューカッスル戦で先発出場 初ゴールはお預けも確かな存在感示す
リバプールの日本代表MF南野拓実はプレミアリーグ最終節のニューカッスル戦で8試合ぶりの先発出場を飾った。後半19分に交代して初ゴールは逃したものの、チームは3-1で逆転勝利を収めている。そんななか、英メディアは「ニューカッスル戦での南野のパフォーマンスを受け、リバプールサポーターの皆が同じことを口にする」と見出しを打って取り上げている。
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第31節消化時点で30年ぶりのリーグ制覇を決めたリバプールだが、その後も継続して主力メンバーを起用。しかし、プレミア歴代最多勝ち点「100」の記録更新の可能性が潰えたこともあり、最終節のニューカッスル戦では大幅なメンバー変更を施された。南野は8試合ぶりに先発を飾り、左ウイングに配置された。
試合は開始25秒で失点を喫する波乱の展開となったが、前半29分に南野が持ち味を発揮する。左サイドからパスを受けて鋭い反転で相手DFを振り切ると、ペナルティーエリア手前から右足を一閃。強烈なミドルシュートは枠を捉えるも、相手GKのセーブに阻まれて惜しくもゴールとはならなかった。
リバプールは前半38分にオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク、後半16分にベルギー代表FWディボック・オリギがネットを揺らして逆転に成功したが、南野はスコアボードに名前を刻むことなく同19分に途中交代を命じられた。代わって入ったセネガル代表FWサディオ・マネが追加点を奪い、チームは3-1で今季を締めくくった。
移籍後初ゴールは来季に持ち越しとなった南野だが、英地元紙「リバプール・エコー」は「ニューカッスル戦での南野のパフォーマンスを受け、リバプールサポーターの皆が同じことを口にする」と見出しを打ち、「この日本人はまだプレミアで無得点が続いているが、ニューカッスル戦では大勢が感銘を受けた」と取り上げている。
記事では「ネットを揺らすことに失敗したにもかかわらず、リバプールファンに対してランチタイムにインパクトを与えた」と指摘し、ニューカッスルのプレーを受け、サポーターの中で出場機会を与えるべきという声が多数出ていることを紹介している。南野にとっては悔しいシーズンとなったが、サポーターの中では徐々に信頼感が芽生えてきているようだ。