プレミア昇格貢献の名将を教え子が大絶賛 「マラドーナ、ペレ、メッシと同じレベル」
元コロンビア代表MFロサーノ氏、英2部リーズを率いるビエルサ監督について言及
英2部チャンピオンシップのリーズを率いるマルセロ・ビエルサ監督は、就任から2年目にしてリーグ優勝を果たし、チームを2004年以来、17年ぶりとなるプレミアリーグ昇格に導いた。現役時代に同監督の下でプレーしたことのある元コロンビア代表MFアロルド・ロサーノ氏は、かつての恩師に「天才」と称賛の言葉を送っている。
今季、シーズン序盤から上位を維持し続けたリーズは、第38節フルハム戦の勝利(3-0)で首位に浮上。以降は第44節バーンズリー戦(1-0)まで無敗で駆け抜け、現地時間18日に3位ブレントフォードがストークに0-1で敗れたことを受け、リーグ優勝が決定した。
ビエルサ監督が1995-96シーズンにメキシコのクラブ・アメリカを率いた際に同監督の指導を受けたロサーノ氏は、コロンビアメディア「GOL CARACOL」のインタビューで「ビエルサは天才。彼はいわゆる、世界最高の1人だと思う」と述べ、こう続けている。
「彼は(ディエゴ・)マラドーナやペレ、(リオネル・)メッシと同じレベル。だから、時に誤解されることもあるが、ただ一つ明らかなのは、彼の言うことは全て、とても複雑かもしれないが、最終的には明確な意図があると分かる。最初、彼が私だけではなく全ての選手のプレー映像を持っていたので驚いた。毎試合前に私が守備をしなければならない選手の映像を渡されるんだ。今でもそのVHSを何本か持っているよ。これが、選手一人ひとりのことを分かっている世界で唯一の監督だと考える理由だ」
また、ロサーノ氏は「彼の指導を受けた選手のほぼ全員が、彼は素晴らしいと言うだろう。なぜなら、ビエルサは彼らのプレーのベストを引き出すことができたから。サッカーのためだけに生きるとても情熱的な人間で、彼の話は全て正しい。彼の言葉の全てが私をより良い選手というだけではなく、より良い人間にも成長させてくれた」と、ビエルサ監督の人柄も絶賛した。
(FOOTBALL ZONE編集部)