悪童バロテッリ、衝撃の“ルーレットシュートミス”に再脚光 「伝説」「冗談だろ?」
2011年、LAギャラクシーとの親善試合でまさかのプレーを選択
セリエAブレシアに所属する元イタリア代表FWマリオ・バロテッリは、サッカー界屈指の問題児として知られる。これまでいくつもの“奇行”を見せてきたが、9年前の親善試合中に見せた衝撃のルーレットシュートに再びスポットライトが当てられている。
イタリアのACルメッツァーネでキャリアをスタートさせたバロテッリは、インテルでの活躍を経て、2010年にイングランドのマンチェスター・シティへ移籍。その後はミラン、リバプール、ニース、マルセイユ、ブレシアと渡り歩くことになる。
今回再脚光を浴びたのは、シティ2年目となる2011年のプレシーズンに行われた親善試合のワンシーンだ。9年前の7月24日、アメリカツアーの一環でシティは米MLS(メジャーリーグサッカー)LAギャラクシーと対戦。前半20分、バロテッリがPKを決めて1-0で迎えた同29分だった。
元スペイン代表MFダビド・シルバのスルーパスに抜け出したバロテッリはゴール前でGKと1対1になったが、突如反転して相手に背を向け、左足でボールを横にずらして右足でヒールシュートを放った。絶好の得点チャンスでシュートは枠外。右側でフリーだった同僚は“何をしているんだ”とばかりに手を広げて呆れた表情を浮かべ、実況も「冗談だろ?」とつぶやいた。
このプレーに腹を立てたロベルト・マンチーニ監督(現イタリア代表監督)は直後の前半32分、懲罰的に元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー(現リバプール)との交代を命じている。
米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー番組「ESPN FC」公式インスタグラムは「2011年、マリオ・バロテッリはLAギャラクシー戦でこれを試みた。監督は(バロテッリに)感心しなかった」と動画を公開。ファンからは「伝説のプレー」「スーパーマリオ(笑)」「彼はオフサイドの笛が鳴ったと思った」「もしロナウドがこれをやったら?」といったコメントが寄せられている。
当時20歳、バロテッリは良くも悪くも注目を集める存在で、それは今も変わりはないようだ。