今季初出場の浦和DF槙野、“ベテラン力”の勝利を強調 連敗中に感じた問題点とは?
「元気がない、声が少ない、コミュニケーションが少ない」と指摘
槙野らしさは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐたえに入場人員が絞られたなかで際立った。槙野のコーチングや味方を鼓舞する声はダイレクトにスタジアムで響き渡った。自身もまた連敗中のチームを見たうえで「連敗している中で外から見ていて元気がない、声が少ない、コミュニケーションが少ないと感じた。GKの西川選手、鈴木選手と声をかけ、我慢して、盛り上げると徹底した。それを貫いて、難しい時間を耐えたことがゴールにつながったと思う。僕が入ったことで代えられることがあるのではないかと。その雰囲気作りを心がけた」と、チームの空気を入れ替えた。
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自身のSNSでは「怪我をしているわけではない」と投稿したことで、起用法への不満と捉える声もあったが「誤解されたくないのは、試合に出たいアピールではなくて、ファンの方から怪我をしたのかというメッセージが毎日たくさん来ていたので、そうではないよということを表明したかった」と、その真意を話した。そして「やるべきことはピッチで表現できたと思う」と勝利を喜んだ。
過密日程となる今季を考えれば、激戦区のポジションは選手層の厚さと捉えやすい。ピッチに立つチャンスをつかんだムードメーカーは、再びレギュラー争いに明確な名乗りを上げたと言えるはずだ。