日向小次郎のストーリーが実現 レッジャーナ、21年ぶりのセリエB昇格で伊メディア特集
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レッジャーナに武者修行に出され、セリエB昇格に導いた日向小次郎のストーリーに脚光
イタリアでは新型コロナウイルスの影響を受けて一時中断したシーズンが最終盤を迎えているが、エミリア・ロマーニャ州のレッジャーナが21年ぶりにセリエBへ昇格。人気漫画「キャプテン翼」で日向小次郎が成し遂げたことが現実になったと、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が特集している。
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キャプテン翼は日本のみならず世界的にも知られるサッカー漫画で、イタリアでも人気が高い。アレッサンドロ・デルピエロやフランチェスコ・トッティ、アンドレア・ピルロといった名手たちが、子供の頃からファンであることを明言している。そして、漫画でもセリエAが舞台になったストーリーがあり、主人公の大空翼にとって永遠のライバルであり頼りになるストライカーの日向小次郎が海外移籍先に選んだ場所だ。
日向小次郎はイタリアの名門ユベントスに鳴り物入りで移籍するが、パルマと対戦したデビュー戦で実力不足を指摘され、期限付き移籍に出される。そのクラブこそセリエCのレッジャーナだった。そこで肉体改造に取り組んだ日向小次郎は、名門インテルの下部組織にいたものの外国人枠の関係でトップ昇格できず、セリエCのFCアルベーゼと契約した葵新伍とともに、セリエB昇格を果たした。
レッジャーナはリーグ戦は打ち切りになったものの、実施された昇格プレーオフでバーリに1-0で勝利して、セリエBへ昇格。これによって、日向小次郎のストーリーが特集されることになった。
1990年代にはセリエAでプレーしたこともあるクラブだが、野球のメジャーリーグ、ドジャースなどで活躍したマイク・ピアザ氏がクラブを買い取り、のちに手放すなど近年は紆余曲折があった。正式なクラブ名も少しずつ変遷しているものの、その流れをくむクラブとしては久々のセリエB昇格となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)