マンU、来季CL逃せば“95億円”損失 運命の最終節に英紙注目「ブラックホールに直面」
13戦無敗で3位浮上のマンU “トップ4入り”を懸けて勝ち点1差のレスターと激突
マンチェスター・ユナイテッドは現在プレミアリーグで来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位につけている。現地時間26日の最終節では、トップ4入りを争う5位レスター・シティとの直接対決を迎える。英紙「デイリー・メール」によれば、CL出場権獲得を逃せば最大約95億円を失う可能性があるようで、チームの命運を分ける大一番となりそうだ。
今季序盤戦は取りこぼしも多く出遅れたユナイテッドだが、リーグ終盤にかけてチームの調子は右肩上がり。特に冬の移籍市場で、スポルティングCPから加入したポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスがデビューした第25節ウォルバーハンプトン戦以降は、13試合無敗(8勝5分)で順位を着実に上げていった。シーズンの大半をトップ4圏外で過ごしたが、最終節を前についに3位まで浮上した。
しかし、トップ4争いは熾烈な三つ巴の争いとなっている。3位ユナイテッドと4位チェルシーが勝ち点63で並び、5位レスターも同62でその後にピッタリとつけている。そして最終節でユナイテッドはレスターと直接対決。チェルシーも6位ウォルバーハンプトンとの上位対決を残している。
トップ4に入り、来季のCL出場権を獲得できるかどうかの問題は、クラブにとってまさに天国と地獄の分かれ目だ。英紙「デイリー・メール」が「マンチェスター・ユナイテッドは7000万ポンド(約95億円)のブラックホールに直面している」と報じているように、CLの出場可否によって収入面で大きな違いが生じると指摘している。
記事によれば、CL出場でクラブは少なくとも8000万ポンド(約109億円)の収入が見込めるという。CLに次ぐ大会であるUEFAヨーロッパリーグに回った場合に比べると、5000万ポンド(約68億円)以上の金額となる。
また、年間7500万ポンド(約102億円)の大型契約を結ぶアディダス社からの収入も、2年連続でCL出場を逃す事態となれば2000万ポンド(約27億円)の減収となる見込み。上記と合わせて、約7000万ポンドが泡と消える可能性がある。
ユナイテッドは今夏にドルトムントからイングランド代表MFジェイドン・サンチョの獲得を狙っているが、その補強が実現するかどうかもすべてCL出場が前提にあると伝えられている。レスターとのトップ4入りを巡る直接対決に、来季のチームの命運が懸かっているといっても過言ではなさそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)