ムバッペ、フランス杯決勝で涙の負傷交代 危険な「ホラータックル」で乱闘寸前の騒動に
PSGが13度目のフランス杯制覇、負傷交代のムバッペも松葉杖姿で表彰式に参加
パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペが現地時間24日、史上最多13度目となる優勝を果たしたフランスカップ決勝のサンテティエンヌ戦(1-0)で相手選手から危険な“ホラータックル”を見舞われ、右足を負傷して涙の途中交代となった。
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フランスでは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、リーグ・アンが中止されており、この試合が約4カ月ぶりの公式戦開催。リーグとの二冠を狙うPSGは、前半14分にブラジル代表FWネイマールがネットを揺らし、幸先良く先制した。
しかし、前半31分にチームにトラブルが発生。エースのFWムバッペがサンテティエンヌDFロイク・ペランの激しいスライディングタックルを受けて右足を負傷し、途中交代を余儀なくされたのだ。ペランのタックルはムバッペの右足首を捉え、激しくひねっているのが映像でも確認できる。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、「PSGのストライカーがホラータックルで負傷」とその危険さを報じている。
このプレーに選手たちもヒートアップし、乱闘寸前の取っ組み合いにまで発展した。痛みに悶えるムバッペはなんとか自力で歩けたものの、涙を浮かべてピッチを去った。また、ファウルしたペランはこのプレーで退場処分を受けた。
数的優位も得たPSGは1点のリードを最後まで守りきり、1-0で勝利。フランスカップでは2年ぶり13度目の戴冠を果たした。
負傷退場となったムバッペだが、後半には右足をプロテクターで固定し、松葉杖姿でベンチに姿を見せた。試合後には笑顔でトロフィーを掲げている。病院に直行するほどの負傷ではなかったようだが、PSGは来週にリヨンとのリーグカップ決勝、さらに8月にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のアタランタ戦を控えている。
ムバッペは今季の公式戦33試合で30得点を挙げたチーム最大の得点源。悲願のCL制覇を目指すチームにとって不可欠の存在だけに、重傷でないことを祈るばかりだ。