苦境のデ・ヘアは「今でもワールドクラス」 レスター守護神が擁護「本当に同情する」
レスターGKシュマイケル、批判の高まるユナイテッドGKデ・ヘアを擁護
マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアはここ最近の不安定なパフォーマンスによってメディアからの辛辣な批判を浴びているが、レスター・シティのデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルはその批判が理不尽なものだと擁護した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
デ・ヘアは2011年にアトレティコ・マドリードから加入し、ユナイテッド不動のレギュラーとして在籍9年目を迎えている。抜群の反射神経とシュートストップ技術で鉄壁を築き、ユナイテッドの危機を幾度となく救ってきたデ・ヘアだが、一つのミスから批判を浴びることも少なくない。
先日のFAカップ準決勝のチェルシー戦ではMFメイソン・マウントのミドルシュートを後逸してしまうミスで失点を許すなど不安定なパフォーマンスを披露し、ユナイテッドは1-3で敗戦を喫した。
FAカップの決勝進出を逃したこの試合をきっかけに、デ・ヘアへのバッシングは過熱。ローン先のシェフィールド・ユナイテッドでブレークを遂げたGKディーン・ヘンダーソンとのポジション争いについての議論も盛り上がり始めている。
こうした状況でレスターの守護神シュマイケルは、デ・ヘアへの非難は理不尽だと強く感じているようだ。「スカイ・スポーツ」のインタビューで逆風のデ・ヘアを擁護している。
「これはジャーナリストや批評家に対して敬意を欠く発言だが、非常に難しく、忘れないでほしいのは、彼らは実際にゴールには立ったことがないということだ。
起きた出来事はミスやエラーと扱われることがある。それが明らかなミスの場合もあるが、時にジャーナリストや解説者はGKに関する物語を作り出してしまっている。もちろんそれは彼らの仕事だ。でも、彼らがGKの手や足の位置、GKテクニックについて意見を言うことがGKに大きな悪影響を及ぼすこともある」
シュマイケルはメディアの批判によって、デ・ヘアに関する誤った認識が広がってしまっていることに懸念を示している。自身も同じポジションなだけにバッシングを浴びる気持ちは痛いほど理解できるようで、「ダビドには本当に同情する。彼は何年にも渡って信じられないような活躍をしてきた。どんなGKも不調の時期は経験するものだ」と苦境のスペイン人GKの心情を気遣った。
また、シュマイケルは「デ・ヘアは今でもワールドクラスのGKだ。GKは孤独なポジションなんだ」と語り、チームにただ一つのポジションのという特異さと、それゆえの難しさが存在していることを強調。一つのミスが失点に直結し、チームの敗戦に繋がりかねないとはいえ、デ・ヘアに対する批判は過剰だと警鐘を鳴らしていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)