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ドルトムント香川が見出す復活の鍵 指揮官の哲学を尊重しながら「もう少し流動的に」
監督は中央に留まることを要求するが…
「後半みたいにスペースが空き出したらやりやすいけど、前半みたいな展開のなかでどうやってボールを収めるのかという意味では……。中央は堅い。サイドでうまく起点を作って攻撃をしていく必要は、これからもあるんじゃないかなと思います」
中央突破に固執せずに、サイドを攻撃の糸口にする必要性があるという。
「なかなかそこ(中央)でボールを受けるのは難しいですし。そういう意味では、もう少し自由にサイドで待ってみたり、あるいは(ロングボールで)直接ゴールを狙うという意識を持つとか。中途半端にやってしまうと、厳しいところでボールを受けざるをえなかったり、なかなか自分の良さを発揮しにくいところもあるので。その判断だったり、チームの戦い方を見ていると、もう少し流動的にやっていきたい面もあります。でも監督も『ここ(中央)にいろ!』と強く主張したりするので。もちろん、それも大事ですけど、そういうところは自分で判断していかないといけないですね」
現行のシステムでは、トーマス・トゥヘル監督はトップ下の選手に中央に留まることを要求している。香川自身に「中央にいろ!」と強く要求しているという。サイドのスペースに開き、カットインやクロスなど様々な仕掛けの引き出しを持つ香川は、ピッチ上で迷いを見せた。