「露骨な暴言をカメラが捉えた」 ランパード、クロップへの“口撃”に英注目「事件が起きた」

チェルシーのフランク・ランパード監督【写真:AP】
チェルシーのフランク・ランパード監督【写真:AP】

チェルシーはリバプールに3-5で敗戦 失点直結のファウルの場面で指揮官同士が衝突

 チェルシーは現地時間22日、プレミアリーグ第37節でリバプールと対戦し、敵地で3-5と敗れた。前半の2失点が勝敗に響いたが、2失点目のきっかけとなったファウルの場面でのフランク・ランパード監督の激昂に、英メディアは「露骨な暴言をカメラが捉えた」と注目している。

 UEFAチャンピオンズリーグ出場に向けたトップ4争いの最中にあるチェルシーは、敵地でのプレミア王者リバプール戦に臨んだ。0-1のビハインドで迎えた同37分、ペナルティーエリア手前でクロアチア代表MFマテオ・コバチッチのタックルで相手FWサディオ・マネが転倒。主審はファウルの笛を吹いた。

 マネがオーバーリアクション気味に倒れたこともあり、普段はタッチライン際で冷静な姿勢を貫くランパード監督が審判団に対して激昂。落ち着くように諭したユルゲン・クロップ監督に対しても「黙れ! うせろ!」と怒鳴り声を浴びせるジェスチャーを見せた。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」公式インスタグラムは「タッチラインに設置されたカメラが捉えたのは、ランパードとクロップの衝突だった」と文章を添え、動画を公開している。英メディア「スポーツ・バイブル」も「元イングランド代表の露骨な暴言をカメラが捉えた」と取り上げている。

 英メディア「GIVE ME SPORT」は「物議を醸すFKが与えられた時に事件が起きた」と説明。最終的にこのFKをイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドに直接叩き込まれ、チェルシーは痛恨の2失点目を喫した。

 現役時代に百戦錬磨の経験を備えるランパード監督は、失点に直結したファウルに対して、予感めいた危機感から珍しく怒りを爆発させたのかもしれない。

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