「笑うしかない」 バイエルンCEO、チアゴは“安売りせず”…リバプール移籍報道を一蹴
バイエルンは49億円要求もリバプールは最大30億円か ルンメニゲCEO「バーゲンは開催しない」
バイエルン・ミュンヘンに所属するスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラは、2021年6月でクラブとの契約が満了を迎える。バイエルンは移籍金が発生する今夏の移籍市場の間にチアゴの売却に踏み切ると考えられていたが、カール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、安売りには応じない姿勢を示しているという。英紙「メトロ」が報じた。
29歳のチアゴには、プレミア王者リバプールへの移籍の噂が浮上している。すでに条件面で合意に達しているとも報じられているが、この動きにバイエルン側がストップをかけるかもしれないという。
その理由として「メトロ」は、バイエルンが契約期間が残り1年のチアゴに3600万ポンド(約49億円)の価値があると考えているのに対し、リバプール側は2200万ポンド(約30億円)以上を支払うつもりはないと伝えており、現状では金額面の開きが大きいようだ。
同紙はルンメニゲCEOの言葉も紹介。「チアゴは今夏、去りたがっている」と認めたうえで、「だが、メディアで報じられている金額については、笑うしかないね。バイエルン・ミュンヘンは、夏のバーゲンを開催する予定はない。正規の金額が届いた場合のみ、売却を考える」と、今夏チアゴを獲得するなら、バイエルンの言い値を支払う必要があることを強調した。
そのうえで「現時点では、どのクラブからもオファーは届いていない」と続けたルンメニゲCEO。リバプールとバイエルンの間には、移籍金額で約19億円もの隔たりがあるとされるが、世界有数のプレーメーカーであるチアゴは、今夏の移籍市場で新天地を求めることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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