スナイデル、アルコールに溺れたレアル時代を回顧 「ウォッカのボトルが最高の友達に…」
26日に発売される自伝の内容が明かされる
アヤックス、レアル・マドリード、インテルなどで活躍した元オランダ代表MFウェズレイ・スナイデルは、26日に自伝を発売する。その内容が欧州で話題になっており、オランダのサッカー専門誌「Voetbal International」などが報じている。
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2007年にアヤックスからレアルへ移籍したスナイデルだが、最初に代理人が持ってきたのは、バレンシアからのオファーだったという。
「良いクラブだと思う。でも、絶対的なトップクラブではなかった。それならアヤックスで、もう1年プレーしようと思っていたんだ。代理人には『1年間、バレンシアでプレーして、レアルへ行くのを目指せばいい』と言われたが、バレンシアには行きたくなかったんだ」
その後、プレシーズンのキャンプ中に、スナイデルはバレンシアのオファーを断り、アヤックスに残留する意思を示す会見を行った。だが、これが引き金になり、レアルからのオファーが届く。この時、レアルは2400万ユーロ(約29億8000万円)の違約金を提示したが、アヤックスは3000万ユーロ(約37億2000万円)を要求し、交渉は滞ったという。
「ついに夢のクラブからオファーが来たんだ。クラブと戦うことになり、アヤックスとPSVのスーパーカップの試合を欠場することにした。アヤックスは子供の頃から過ごし、エール・ディビジを戦ったクラブだ。クラブは僕に多くを与えてくれたけど、僕もクラブに与えたものがあったと思う。アヤックスとレアルの交渉を動かすために必要だった。当時は23歳で、とてつもないチャンスが来ていたのだからね」
幼少時代から育ったクラブと敵対してまで移籍したレアルだったが、そこでスナイデルは、アルコールに溺れたという。「ウォッカのボトルが、最高の友達になるとは思わなかった」と、衝撃的な告白をしている。
「フィジカル的には、問題を感じなかった。何事もなかったかのように練習に行っていた。練習は続けていたけれど、プレーの質は下がり、集中力も保てなかった。それでも自分に嘘を付き、『すべては上手くいっている』と言い聞かせ、自分のサッカーの才能に頼り切った。フィジカル的には沈んで行き、走れなくなり、監督からも隠れるようになった。でも、誰にもバレないと思っていたんだ」
レアルに加入して2シーズン目には、背番号10を与えられたスナイデルだったが、そのシーズン限りで、インテルへと放出された。アルコールに溺れることがなければ、スペインの首都での時間は、もっと長く、濃いものになっていたかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)