「GKを打ち負かした」 シンシナティ久保裕也、決勝点の強烈ミドル弾を海外称賛
久保裕也が”一か所集中開催”の大会で決勝トーナメントに導く活躍
元日本代表FW久保裕也が所属する米メジャーリーグサッカー(MLS)FCシンシナティは、フロリダ州で行われている「MLS is Back Tournament」のグループステージでニューヨーク・レッドブルズと対戦し、2-0で勝利した。久保は強烈なミドルシュートで決勝点を挙げ、白星に貢献。海外メディアから称賛されている。
26歳の久保は今年2月、ベルギー1部ヘントからシンシナティに移籍。開幕戦でMLSデビューを飾ると、アトランタ戦(1-2)で2試合連続スタメン出場を果たし、強烈な無回転シュートで移籍後初ゴールを叩き込んだ。
だが、その後新型コロナウイルスの影響でリーグは長期の中断を強いられた。それでも、今月からフロリダ州で一か所集中開催となる「MLS is Back Tournament」として再開。再開初戦のコロンバス戦(0-4)、第2戦のアトランタ・ユナイテッド戦(1-0)でもフル出場していた。
迎えたニューヨーク・レッドブルズ戦でも2トップの一角として先発出場。前半43分だった。左サイドからのロングパスを相手DFアムロ・タレクがクリアミスすると、そのボールに素早く反応した久保はすぐさま奪い、DF3人に囲まれながらもペナルティーエリア外から右足を一閃。強烈なミドルシュートをゴール左に叩き込んで先制した。
カナダのスポーツ専門放送局「TSN」は「久保はタレクのミスに反応するのに正しい場所にいた。そして、彼のシュートはニューヨークのGKデイビット・ジェンセンを打ち負かした」と称賛。久保の活躍で、2-0で勝利したシンシナティは、決勝トーナメントへの進出が決定した。
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