U-20フットサル“アジアMVP”の19歳大澤雅士、スペインの超名門エルポソへ移籍
U-20フットサル日本代表の逸材、清水和也に続きエルポソへ移籍 Bチームでプレーへ
フットサル関東1部リーグのZOTT WASEDA FUTSAL CLUBは、アカデミー出身のU-20フットサル日本代表FP大澤雅士が、スペインのエルポソ・ムルシアFSへ移籍することを発表した。
大澤は2019年にイランで開催されたU-20アジアフットサル選手権に当時18歳ながら飛び級で選出され、U-20フットサル日本代表の初優勝に貢献し、大会MVPに輝いた。21年に開催される予定のU-20アジアフットサル選手権にも出場できる年齢であり、再びU-20日本代表として活躍することが期待されている逸材だ。
小学校3年時から所属するZOTT WASEDA FUTSAL CLUBでは、U-18チームに在籍していた時にトップチームに昇格。昨季は関東リーグでもベスト5に選出された。クラブによると大澤は7月末にはスペインへ渡り、エルポソのBチームで欧州のキャリアをスタートさせる。
サッカーでは、レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードがスペインの3強に挙げられるが、フットサルでもインテル・モビスタ、バルセロナ、エルポソが3強として君臨しており、エルポソはアトレティコにたとえられることが多い超名門。昨季途中までは、フットサル日本代表FP清水和也もエルポソBでプレーしていた。
大澤は「ZOTTには小学3年生から在籍しフットサルの原理原則を自分に叩き込んでくれました。また、ピッチ外でも多くの経験や学びを得ることができこのクラブのおかげで人として大きく成長させてもらいました。このチームで出会えたコーチ陣や仲間達と過ごした時間は自分にとって一生の宝物です。今回の移籍についても、気持ち良く送り出してくれた皆さんには感謝しかありません。ZOTTは質の高いフットサルを教えてくれるクラブです。自分が海外で活躍することで、その事を証明できたらなと思います。どんな困難もZOTT 魂で乗り越えてみせます!」と、公式サイトを通じてクラブへの感謝のコメントを発表している。
スペインのフットサルリーグであるリーガ・ナシオナル・デ・フットボール・サラ(LNFS)の公式ツイッターも、大澤のエルポソ加入を取り上げている。「エルポソの新加入選手」と綴り、写真とともに紹介。日本人の若手が、日本フットサルリーグ(Fリーグ)のクラブに所属することなく欧州へ渡るのは極めて異例なこと。6月に19歳になったばかりの若武者が、スペインの超名門でどれだけ飛躍するか注目だ。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
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