変わらぬ気品と無骨さ

　シメオネ監督はプレーヤー時代、相手エースにハードタックルを食らわせるなど“汚れ役”を実践し続けた。勝利を渇望するスピリットは、現在のアトレチコの選手たちにも注入されている。

　一方でグティや、ジダン監督は相手指揮官と対極に位置するテクニシャンで、レアルが“横綱相撲”での勝利を求められるのは当時も今も変わらない。スペインの首都でぶつかり合うレアルの気品と、アトレチコの無骨さ。首位バルセロナを追撃して奇跡の逆転優勝 を狙うためのサバイバルマッチでは、どちらの信念が上回るのだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images