韓国の日本人アタッカーが感謝、「面倒を見てくれた」元Jリーガー3人とは?

全北現代モータースMF邦本宜裕【写真:Getty Images】
全北現代モータースMF邦本宜裕【写真:Getty Images】

今季から全北現代に移籍したMF邦本、活躍の裏に“頼れる兄貴分トリオ”の存在

 2018年から韓国でプレーする22歳のMF邦本宜裕(全北現代モータース)は、来夏の東京五輪で活躍が期待されるアタッカーの1人だ。かつて“問題児”とも言われた男は、今季から新天地に移籍したなか、3人の元Jリーガーの名前を挙げて「面倒を見てくれた」と感謝の言葉を口にしている。現地紙「韓国日報」が伝えた。

 邦本は浦和レッズユース時代、2種登録のなか16歳8日で天皇杯に出場。クラブ公式戦最年少出場(16歳8カ月20日)と最年少ゴール(17歳6カ月28日)の両記録を塗り替えて一躍脚光を浴びた。しかし、素行不良で浦和ユースを退団。アビスパ福岡を経て、2018年から韓国に渡り、今季でKリーグ3シーズン目を迎えている。

 2018年から2シーズンにわたって慶南FCでプレー。その活躍が評価され、今季から全北現代に移籍すると、ここまでリーグ戦全12試合に出場し、華麗な2人抜きドリブルから1ゴールもマークしている。

 すっかり新天地に溶け込んだ様子の邦本だが、その裏には頼れる兄貴分トリオの存在があったようだ。邦本は元Jリーガーである3選手の名前を挙げ、「キム・ミンヒョク、キム・ジンス、イ・ボムヨンが面倒を見てくれたので、適応しやすかった」と明かす。

 DFキム・ミンヒョク(サガン鳥栖/2014-18)、DFキム・ジンス(アルビレックス新潟/2012-14)、GKイ・ボムヨン(アビスパ福岡/2016)の3人は、いずれも日本でのプレー経験を持ち、現在は全北現代で共闘している。元Jリーガートリオのサポートを受けて、邦本は伸び伸びとプレーできているようだ。

「個人的には10ゴール、10アシストを狙いたい」と闘志を燃やす邦本。コロナ禍でサッカー界の風景は一変したが、「一日も早く状況が良くなり、競技場を訪れたファンと一緒に勝利の喜びを感じたい。今後も努力します。応援よろしくお願いします」と呼び掛け、さらなる飛躍を誓う。

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