ドルトムント退団のゲッツェ“争奪戦”が激化 セビージャやミランのほかモナコも参戦へ
モナコ新監督に就任したコバチ氏がゲッツェを高く評価と独紙報道
今季途中までバイエルン・ミュンヘンを率いたニコ・コバチ氏の監督就任を発表したモナコが、ドルトムントを退団した元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェの獲得に乗り出しているようだ。ドイツ紙「ビルト」が報じている。
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ドルトムントの下部組織出身でサポーターからの人気も高かったゲッツェだが、イングランド代表MFジェイドン・サンチョやノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドら若手の台頭によって今季は出場機会が激減。公式戦出場が21試合(そのうち先発出場は7試合)にとどまったことから、より多くの出場機会を得るために今季終了後にドルトムントを退団することが5月に発表され、新しい所属先に注目が集まっていた。
同紙によれば、2016年に指導者研修でドルトムントの練習場を訪れたコバチ氏が、ゲッツェについて夢中で話しているのを複数の関係者が目撃するなど、同氏は前々からゲッツェの才能を高く評価していたという。加えて、ゲッツェはドルトムントとの契約を満了して退団したため移籍金が発生しないことも魅力的であることから、モナコは同選手を獲得候補としてリストアップしているようだ。
現時点でゲッツェには、複数のクラブからオファーが届いているという。そのため、同選手は代理人と協議を重ねて候補の絞り込み作業を進めている最中で、今週中にも移籍先が決まる見込みであると同紙は伝えている。モナコのほかにセビージャ、ACミラン、フィオレンティーナもゲッツェの獲得に向けて同選手と接触済みだという。
サッカー選手として最も脂の乗り切った時期と言える28歳、さらにドイツ代表でのプレー経験もあるだけに、コンスタントにプレーするチャンスを得られれば、ゲッツェがかつてのような輝きを取り戻す可能性は十分にある。果たしてどのクラブを、新しいチャレンジの場として選ぶのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)