失意のバルサで高まる「監督交代論」 スペイン紙が元オランダ代表FWの就任を提案
バルサ育成部門のディレクターを務めるクライファート氏の就任を推す
リーガ・エスパニョーラ3連覇を逃したバルセロナのキケ・セティエン監督には、解任の噂が付きまとっている。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、クラブのOBであり、現在はバルサ育成部門のディレクターを務める元オランダ代表FWパトリック・クライファート氏を、8月に集中開催されることになったUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の戦いに向かうチームの新監督に推している。
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リーグタイトルを逃した翌日、バルセロナはジョゼップ・マリア・バルトメウ会長とセティエン監督が緊急会議を行い、監督の続投を決定した。しかし、指揮官に対する風当たりは、決して弱くない。
「ムンド・デポルティーボ」は、バルサのDNAを知る存在であるクライファート氏の監督就任を提案した。クライファート氏の求めるプレースタイルはクラブにフィットし、何よりチームを引っ張るリーダーシップが、現在のバルサに必要だと伝えている。
クライファート氏は1998年から2004年まで選手としてバルセロナに所属し、308試合出場145得点の成績を残し、1998-99シーズンのリーグ優勝に大きく貢献した。現役引退後はオランダのAZで指導者生活をスタートさせ、2012年からはルイス・ファン・ハール監督が率いたオランダ代表でコーチを務め、14年ブラジル・ワールドカップでは3位に輝いている。パリ・サンジェルマン(PSG)でテクニカルダイレクターを務めた後、昨年7月にバルサ育成部門のディレクターに就任した。
バルサ次期監督を巡ってはクライファート氏以外にも、元フランス代表監督のローラン・ブラン氏もリストアップされているという。CLに向けて再始動するチームだが、セティエン監督の周囲には不穏な空気が漂っているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)