レアル主将ラモスが“ダブル金字塔” DFで“21世紀最多”11ゴール&キャリア100得点を達成
DFとして驚異の得点力を見せるラモス、最終節レガネス戦でも先制ゴール
レアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは、現地時間19日に行われたリーガ・エスパニョーラ最終節のレガネス戦で先制ゴールをマークし、今季リーグ戦での得点数を「11」に伸ばした。これにより、DFとしてのリーガでの1シーズン最多得点とクラブキャリア100得点という2つの偉大な記録を打ち立てた。
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すでに3シーズンぶりのリーガ制覇を決めているレアルは、敵地でレガネスと対戦。前半9分に左サイドでFKを獲得すると、スペイン代表MFイスコのクロスからラモスがヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。
ラモスはこれで、リーグ戦35試合で11得点。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)での2得点も合わせ、シーズン全体では13得点を挙げている。データ分析会社「オプタ」によれば、リーガでの1シーズン11得点はDFとしては21世紀以降で最多記録を更新したという。
センターバックとしてプレーしながらゴールを量産するラモス。今季の得点ランキングでは、ビジャレアルのスペイン代表MFサンティ・カソルラらアタッカー陣と並び10位タイとなった。
さらにスペイン紙「AS」は「セルヒオ・ラモスがクラブレベルでの100得点に到達した」と報じている。レアルでのゴール数が97得点となり、前所属セビージャでの3得点と合わせて「100」の大台に到達したという。大会別のゴール数内訳はリーガで72得点、スペイン国王杯で7得点、CLで13得点、UEFAカップ(現UEFAヨーロッパリーグ)で1得点、FIFAクラブワールドカップで3得点、スペイン・スーパーカップで2得点、UEFAスーパーカップで2得点となっている。
なかでもリーガでの72得点という数字は、ラモスが史上最も得点しているDFを意味している。歴代2位はかつてバルセロナで活躍した元オランダ代表DFロナルド・クーマンの67得点で、すでに5点の差をつけている。レアルOBの元スペイン代表DFフェルナンド・イエロ氏はリーガで105得点を決めているが、その半数近い44得点はMFとしてプレーしている時に決めたと記録されているようだ。
スペイン代表としても21得点を記録するなど、規格外の得点力を備えるラモス。円熟味を増した偉大なキャプテンは、攻守両面で圧倒的な存在感を示している。