大久保嘉人と佐藤寿人の運命的な頂上決戦 同じピッチで挑む「158」の栄光
「(佐藤)寿人選手とも直接話したのは…」
「どっちが先に記録を超えるかというのは、実はどちらでもいいと思っている。(佐藤)寿人選手とも直接話したのは、2人でともにその後の得点数を伸ばしていければいいねってこと」
Jリーグで活躍する現役選手のなかで、J1最多得点記録を塗り替える可能性が最も高い大久保と佐藤だが、奇しくもともに1982年生まれという運命的な背景がある。それだけに、記録更新という偉業の先にある未知なる世界でも、2人で登り詰めていきたいという気持ちがその言葉から窺えた。
大久保はあと2ゴール、佐藤は1ゴールで、その偉大な記録を打ち破る。「158」という数字を日本サッカー界に刻むべく、33歳の2人が、開幕の舞台で同じピッチに足を踏み入れる。
【了】
城福達也●文 text by Tatsuya Jofuku
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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