レアル、32年ぶりの快挙!? ベンゼマ&クルトワが個人賞獲得なら「リーガ三冠」達成へ
クルトワは3失点以内でサモラ賞獲得、ベンゼマは2点差でメッシと得点王を争う
3シーズンぶりにリーガ・エスパニョーラ制覇を成し遂げた“白い巨人”レアル・マドリードが、1988年以来となる“トレブル”(三冠)達成の可能性が残っている。
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“三冠”といっても、すでにスペイン国王杯では敗退が決まっているため、リーガ・エスパニョーラ、UEFAチャンピオンズリーグ、国王杯と3つのコンペティションの優勝を指すものではない。スペイン紙「マルカ」は、リーガタイトルにピチーチ賞(得点王)とサモラ賞(平均失点最少GK)の2つの個人賞を合わせた三冠獲得の可能性を特集している。
リーグタイトルを3年ぶりに獲得したレアルだが、このトレブルに関しては1988年を最後に実現していない。レアル所属選手で最後にピチーチ賞を獲得したのは、2014-15シーズンのクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)、サモラ賞は2007-08シーズンのイケル・カシージャスまで遡る。
しかし、今季はチームのエースストライカーと守護神が出色のパフォーマンスでチームを牽引。快挙達成の可能性も十分に残っている。1試合あたりの平均失点数が最も少ないGKに贈られるサモラ賞では、アトレティコ・マドリード時代(2012-13、13-14)に2度の獲得経験があるベルギー代表GKティボー・クルトワが、受賞を視野に入れている。
クルトワは今季のリーグ戦で34試合に出場して20失点。ここまでの1試合平均失点は0.59点でリーグトップ。受賞を争うアトレティコのスロベニア代表GKヤン・オブラクが37試合26失点、1試合平均では0.70点。最終節でオブラクがクリーンシートを達成したとしても、クルトワが3失点以内に抑えれば、そのまま逃げ切っての受賞となる。
得点王争いでは、現在バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが23得点で首位を走る。それを追いかけるのがレアルの元フランス代表FWカリム・ベンゼマで21得点。ラスト1試合でその差は2点となっている。
6月のシーズン再開後にチームが怒涛の10連勝を飾るなかで、ベンゼマは7得点とゴールを量産。その勢いのままメッシを抜く、あるいは肩を並べることができるのか注目だ。
宿敵バルセロナを逆転して、リーグタイトル奪取に成功したレアル。ピチーチ賞とサモラ賞を合わせた32年ぶりとなる“トレブル”達成は実現するだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)