前代未聞のドタバタ劇 本田のライバルとなるはずだったビアビアニーが成立寸前で破談に
原因はザッカルドがパルマと合意できず
さすがに持っている男だ。ACミランは、移籍市場閉幕迫る1日、パルマの元U-21フランス代表MFジョナタン・ビアビアニー獲得で一度は合意に達したが、電撃破談に至った。
MF本田圭佑のポジションを争う強力なライバルが加入するはずだったが、400万ユーロの移籍金に加えてパルマ側に供出することになっていた元イタリア代表DFクリスティアン・ザッカルドがパルマと条件面で合意できなかったという。
ビアビアニーはメディカルチェックも済ませ、ミランのユニホーム写真で公式サイトなどに登場していた。だが、1日午後7時30分に、ミランが合意の取り消しを発表する前代未聞のドタバタ劇となった。
本田は8月31日の開幕ラツィオ戦前半7分に先制弾を決めていたが、ミランの強化部はサイドアタッカーの補強を進めていた。ビアビアニー加入時には背番号「10」の出場機会が減少する可能性もあった。それだけに、この破談劇は本田にとっては“朗報”となったのかもしれない。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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