本田はミラン逆襲の旗頭 「躍動しながら闘える」と地元記者が賛辞惜しまず

「これほどチームのために犠牲になれば…」

「本田はチームにバランスをもたらす。右サイドハーフのポジションに居ながらも、ピッチのどこにでも行く。3位のフィオレンティーナとの勝ち点差は8。チャンピオンズリーグ出場権も十分に狙えるだろう。ナポリ戦での本田のプレーも気に入った。とてもいいプレーをして、特に守備が良かった。チームをよく守ったと思う。サイドで上下動を繰り返すのは運動量がかなり要求され、消耗する。チームのために犠牲になり、よく走り回る。これほどの運動量で走り回れば、常に鮮明な攻撃を望むのは無理というものだ」

 ナポリという優勝候補を相手に攻撃で優位性を示すことができないミランで、粉骨砕身のプレーを貫き、守備面での努力を見せた。地元メディアにはナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェの先制点につながるミスを指摘されたが、安定した守備と運動量によって、本田は今のミランに多大な貢献をしているという。

 3シーズンぶりのCL出場権獲得も薄っすらと見え始めたミラン。逆襲の旗頭として、ダイナモ本田はミラノで大きな期待がかけられている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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