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闘莉王氏がブラジル大統領の“コロナ対応”を疑問視 感染拡大に危機感「国民の見本として…」
新型コロナウイルス感染拡大が続くブラジル、「闘莉王TV」で故郷の現状を報告
ブラジルでは新型コロナウイルスの感染拡大が続き、感染者は207万人を突破した。パンデミック(世界的大流行)が続く現状に、現地に在住する元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏も危機感を募らせている。自身の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」で、「コロナはただの風邪」という問題発言で物議を醸していたブラジルのジャイール・ボルソナロ大統領について、「国民の見本として一番やってはいけないことをやっている」と、その言動に疑問を呈している。
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南米初の新型コロナウイルス感染者がブラジルで公表されたのが2月26日。“サッカー王国”は、第一波の猛威に晒され続けている。感染者は207万人を突破し、死者数は8万人に近づいている危機的状況で、闘莉王氏は現在生活するブラジルの現状を悲痛に語った。
ブラジルではボルソナロ大統領が感染し波紋を広げたが、闘莉王氏は「大統領の発言が裏目に出ている」と指摘。感染当初に「ただの風邪」と発言し、マスクなしで公務を続けた姿勢は物議を醸していた。
「国民の見本として一番やってはいけないことをやっている」と疑問を呈した闘将は、「コロナで亡くなった人たちや親戚の人たちのことを考えると、もうちょっとリスペクトがあってもいいんじゃないかな」と力説していた。
人口9000人の故郷パルメイラ・ド・オエシチでも新型コロナウイルスによる死者が出るなど、パンデミックは地方部に広がっているという。ブラジルの苦しい現状に、闘将も心を痛めている様子だった。
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