堀江貴文氏が語るJリーグの未来とは?(前編)|「プレミアリーグよりもポテンシャルがある」
グローバルでの戦いに向け必要なこととは?
――そうした危機感が、今回外部にアドバイザーを求めたきっかけの一つということでしょうか?
中西 グローバルでの環境が急激に変化してきた中で、これまでにJリーグが進めてきた連続的な成長だけでは立ち向かえなくなってきた。
そこで同時に、”非連続な成長”も必要になってきたわけです。これまでの成長戦略とは全く異なる、新たな成長戦略と言い換えてもいいでしょう。こうした”非連続な成長”にチャレンジしていくことで、急速な成長を実現させたいと考えるようになりました。
――確かに最近では業界を問わず、数多くの企業が”非連続な成長”をテーマに掲げています。
中西 そうですね。当然Jリーグがこれまでにやってきたことのない領域へのチャレンジとなるわけですから、自分たちだけではなく、それぞれの分野で活躍されている方々の知恵をお借りしなくては前に進めない。それが今回外部の方々にアドバイザーとしてご参画いただくに至った背景です。
――危機感からのスタートだったというわけですね?
中西 そうですね。ただ僕は、「危機感を抱く」ことと「夢を描く」ことは隣り合わせだと思っています。危機感があるからこそ、それに対してどう手を打てばいいかを考えるようになり、夢に向けた絵を描けるようになっていきます。