冨安健洋、「名作ゴール」でセリエA初得点も… チームは5失点完敗「悪夢の夜」
前半終了間際に追撃のゴールを記録も…自身も失点に絡み1-5敗戦
イタリア・セリエAのボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋は、現地時間18日のリーグ戦ACミラン戦で、強烈な左足ミドルでセリエA初ゴールを記録。一方で、冨安自身も失点にも絡むなどチームは1-5で完敗。イタリアメディアからの評価は「名作ゴール」の一方で「粉砕された」と手厳しかった。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
冨安は右サイドバックでスタメン出場したが、チームはミランの前線に破壊力のある攻撃を許して前半24分までに2失点。しかし迎えた同44分、冨安は右のインサイドからスルスルと前線に進出してパスを受けると、対峙した相手を左に外してペナルティーアーク付近から強烈な左足ミドル。これがイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマも届かないゴール左上に突き刺さった。今季からボローニャに加入した冨安にとって、これが嬉しいセリエA初ゴールになった。
一方でボローニャは後半もミランの勢いを抑えきれず、同4分には3点目を献上。同12分には、冨安がマークしていたFWアンテ・レビッチに鮮やかな反転からシュートを決められた。シニシャ・ミハイロビッチ監督は同15分に3枚替えを決断し、冨安はここでベンチへ。チームは試合終了間際にも1点を追加されて敗れた。
イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、この試合のボローニャの採点記事を「ミハイロビッチ監督にとって悪夢の夜。誰も救いにならず、それは冨安でさえも」とした。
そして、冨安の採点は「5.5点」でチーム内では2番手の評価。寸評ではゴールについて「トップ下の選手がやるような位置から名作ゴールを決めた」と高評価。一方で「彼のゴールがボローニャをゲームに戻そうとしたが、後半にはレビッチの“サイクロン”に粉砕された」と、反転から決められた4失点目を指摘された。
ミハイロビッチ監督は試合後のインタビューで「5-1で負けた試合の後は、黙って批判を受け入れなければならない。クラブにもサポーターにも謝罪したい。私の選手たちに誇りがあるなら、同じ行動を望む」と、完敗を認めていた。
冨安にとってはキャリアの中でも記念日とも言えるゲームになってもおかしくなかったが、大量失点の悔しさの方が喜びを上回るような試合になってしまったかもしれない。