INAC、エンゲルス体制初戦で白星 決勝点アシストの岩渕「サッカーに飢えていた」

INAC神戸レオネッサFW岩渕真奈【写真提供:INAC神戸レオネッサ】
INAC神戸レオネッサFW岩渕真奈【写真提供:INAC神戸レオネッサ】

後半9分、カウンターからゴール前にスルーパスを出し、田中の初ゴールを演出

 なでしこリーグ(日本女子サッカリーグ)は7月18日に延期していたシーズンが開幕。1部INAC神戸レオネッサは敵地で伊賀FCくノ一三重と対戦し、1-0で白星スタートを切った。先制点をアシストしたエースのFW岩渕真奈は、「サッカーに飢えていた」と胸中を語った。

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 クラブ史上初の外国人指揮官となるゲルト・エンゲルス新監督を迎えたINACは、4年連続得点王のFW田中美南、MF阪口萌乃の新加入組がスタメン出場。前半をスコアレスで折り返したなかで迎えた後半9分だった。

 INACは中盤でDF守屋都弥が鋭いタックルでボール奪取。素早くカウンターに転じると、岩渕が敵陣のアタッキングサードで相手と駆け引きしながら、一瞬の隙を突いてゴール前のスペースへスルーパス。これに田中が反応し、倒れ込みながら右足シュートでゴール左隅に流し込み、先制点を奪った。

 新加入の田中は、移籍後初ゴールがチームの2020年“第一号”。INACはこの1点のリードを守り切り、新体制初戦を勝利で飾った。

 岩渕は試合後のオンライン会見で、得点シーンについて「良い形で人が前に絡んでくれて、右側に髙瀬(愛実)選手も走ってくれて、でも常に田中美南という的は意識しているので、自分的に良い感じに出せて、良い感じに動き出してくれてとにかく決まって良かったです」と言及。「自分たちもサッカーに飢えていたし、応援してくれている人に勝利を届けられたのは良かった。これから毎週試合があるので、しっかり回復して、チーム全員で良い準備をして、良い雰囲気で臨みたい」と語った。

 また、ゴールを挙げた田中は「前半にチャンスがあったので、本当はそこで決めてチームを助けたかった。ブチさん(岩渕)がボールを持った時は意識しているし、それが結果として現れたと思います。FWとしては点を取って(チームを)勝たせられる選手になりたい」と意気込んだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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