なでしこ新エース候補は女メッシ! 横山がリオ五輪最終予選でゴール量産宣言
佐々木監督抜擢の期待の22歳 「全ては結果。ゴールが一番」
なでしこジャパンでリオ五輪最終予選メンバーで唯一生き残った若手が、ゴールで期待に応えると宣言している。25日に日本サッカー協会は29日からのリオデジャネイロ五輪最終予選メンバー20人を発表した。MF猶本光(浦和)ら期待の若手が軒並み落選する中、FW横山久美(長野)がメンバー入りを果たしている。
「結構仲よかった人が(落選した)。ノリさんから言われたことは知っていた。久美さん頑張ってねと言われた。本当にユイカさん(菅澤)を含めてその人たちの分まで頑張らないといけない。嬉しいですけど、ここで結果を出せる選手にならないといけない。ここからがスタート」
直前合宿で、昨年の女子ワールドカップにも出場したFW菅澤優衣香(千葉)が負傷によりチームを離れた。また、猶本など年齢の近い選手も最終予選のメンバーに入れなかった。それだけに、その思いも背負って戦いたいと語っている。
FWとして期待されるのはゴールだ。「まずはゴール。ピッチの中で貪欲にプレーしたいと思う。全ては結果。ゴールを取ることが一番。得意のドリブルもそう。ガンガンゴールを狙っていきたい」と意気込んでいる。
世代別代表時代から将来を期待されるアタッカーだった。2010年にはU-17女子ワールドカップに出場し、準決勝の北朝鮮戦で鮮やかなドリブルで5人をかわしてシュートを決めた。その鮮烈なゴールは世界を驚かせ、世界中の数あるゴールの中からベストゴールを決めるFIFAプスカシュ賞の最終候補にノミネートされたほどだ。当時の横山は十文字高校に通う女子高生だったが、そこから5年以上の月日が経ち、フル代表のメンバーとして頭角を現した。
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