レアルは優勝後も「常に偉大」 降格危機レガネスのアギーレ監督、最終節の展望語る
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優勝決定後でも油断はないと予想 「最高のレアル・マドリードと対戦することになる」
かつて日本代表も指揮したハビエル・アギーレ監督が率いるレガネスは、リーガ・エスパニョーラの第37節を終えて、降格圏内の18位にいる。最終節では残留を懸けてすでに優勝を決めているレアル・マドリードと対戦するが、アギーレ監督は「いつもどおりのレアル、最高のレアル・マドリードと対戦することになる」と、10連勝中の王者を警戒している。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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昨年11月、アギーレ監督がレガネスの監督に就任した当時、クラブは1勝2分け9敗で最下位に沈んでいた。冬の移籍市場ではモロッコ代表FWユセフ・エン=ネシリがセビージャに移籍し、さらに2月にはウルグアイ代表FWルイス・スアレスが負傷したバルセロナに引き抜かれ、デンマーク代表FWマルティン・ブライトバイテが離脱。主力ストライカーを2人失いながらも、レガネスはマジョルカとエスパニョールを抜き、18位となっている。
1部残留圏の17位セルタとレガネスの勝ち点差はわずか「1」だが、最終節でレガネスが対戦するのは優勝を決めたレアル、一方のセルタが対戦するのは2部降格が決定した最下位のエスパニョールだ。すでに優勝を決めたレアルに慢心があるのではないかと問われたアギーレ監督は、そうした考え方を否定。優勝を決めた後も油断はないだろうと予想している。
「レアルは常に偉大なチームだ。勝者のメンタリティーがあり、優勝を決めた後にも、11連勝やベンゼマの得点王など目指すものがある。彼らがリラックスして臨んでくることはないだろう。私はいつもどおりのレアル、最高のレアル・マドリードと対戦することになると思っている」
また、シーズン終了後の自身の去就について問われたアギーレ監督は「私の未来については話せないよ。今は次の試合に集中しているだけだ」と、最終節の大一番に向けて集中してることを強調。残留のために死力を尽くすことを誓った。
2016-17シーズンに初めて1部に昇格し、その座を守ってきたレガネス。アギーレ監督は、1928年に創設された伝統あるクラブをトップリーグ残留に導けるか。
(FOOTBALL ZONE編集部)