「かなり気まずそうに見えた」 ベイル、“ジダン胴上げ不参加”に反響「最も遠い位置から…」
レアルが3シーズンぶりのリーグ優勝達成 渦中のベイルはジダン監督の胴上げに参加せず
レアル・マドリードは現地時間16日、リーガ・エスパニョーラ第37節ビジャレアル戦で、2-1と勝利を収めた。最終節を残して3シーズンぶりの優勝を達成した一方、優勝決定後にウェールズ代表FWギャレス・ベイルが見せていた振る舞いの反響は英メディアにも広がっている。
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今季もバルセロナと熾烈な優勝争いを演じていたレアルは、6月にシーズンが再開して以降に怒涛の10連勝を飾り、最終節を残して3シーズンぶりのリーグ制覇を成し遂げた。チームが団結力を示した一方、出場機会に恵まれなかったベイルはチームの不満分子として、世間の話題を集めていた。
事実上の構想外とも報じられるベイルは、ベンチで奇行を連発していた。第35節アラベス戦(2-0)では試合中にマスクで目を覆って居眠りする素振りを見せると、第36節グラナダ戦(2-1)でもトイレットペーパーを利用した“双眼鏡パフォーマンス”を見せていたことが波紋を呼んでいた。
近年はジネディーヌ・ジダン監督との確執も取り沙汰されていたベイルは、優勝決定直後でも良好な関係を築いていないことが窺えるワンシーンがあった。試合後、選手がジダン監督を胴上げした際、ベイルはそのセレブレーションに参加しようとはせず、距離を置いてその姿を眺めているだけだった。
この場面に英メディアも注目した。英メディア「GIVE ME SPORT」は「リーガ制覇の祝福でベイルはかなり気まずそうに見えた」と見出しを打って報じると、「ベイルは木曜日に31歳の誕生日を迎え、プレゼントにリーガのメダルを受け取ることになったが、ウェールズ人にとっては非常に辛い経験となったに違いない」と綴り、「試合終了後はぎこちなくピッチへと足を踏み入れ、ジダンの胴上げは当然最も遠い位置から眺めていた」と説明している。
また、英メディア「スポーツ・バイブル」も「ベイルはリーガ優勝を心から祝いたくなかった」と取り上げ、「祝福の際、彼は世界中のどこかへ去ってしまいたいように見えた」と指摘している。今年で在籍7年目となったベイルは、今季限りの退団が決定的であると伝えられているが、レアルとは少し虚しい別れとなってしまうかもしれない。