降格決定のマジョルカ、“チーム解体”を地元紙が危惧 監督、久保らレンタル組の退団を予想
グラナダに逆転負けを喫し、最終節を残して2部降格が決定
日本代表MF久保建英が所属するマジョルカは現地時間16日、グラナダとのリーガ・エスパニョーラ第37節に臨んだものの1-2の逆転負けを喫し、来シーズンの2部降格が確定した。地元紙はビセンテ・モレノ監督の退団に加え、久保らレンタル移籍組の多さによりチームが“解体”するのでは危惧している。
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試合前は残留圏内の17位アラベスと勝ち点4差で、敗戦すると降格が決まる“崖っぷち”の状況で迎えた。久保は2列目の右で13試合連続となるスタメン起用され、攻撃のキーマンとしての役割を期待された。
序盤から積極的な姿勢を見せたマジョルカは前半20分、カウンターからFWクチョ・エルナンデスがドリブル突破でペナルティエリア内に入り込んで右足シュート。これがゴールネットに突き刺さり、待望の先制点を手に入れた。
その後も29分に久保が低弾道のシュートを狙うなど、マジョルカは追加点を狙いに行った。しかし前半アディショナルタイムに相手DFビクトル・ディアスのミドルシュートで1-1の同点とされると、後半に入って24分に相手CKから最後はFWカルロス・フェルナンデスが頭で角度を変えたボールが無常にもゴールネットを揺さぶった。
マジョルカはその後、必死の反撃を見せようとしたがDFアレクサンダル・セドラルがレッドカードで一発退場となるなどでその力は見せられず。わずか1シーズンの降格となったことについて、スペイン紙「マルカ」によるとモレノ監督は「我々を信頼してくれたすべての人々に謝罪したい。目的達成のために尽力したマジョルカのファミリーの一員、そして何より、今日まで支えてくれたファンに……」と陳謝した。
その一方で「ディアリオ・デ・マジョルカ」紙は「マジョルカは来季セグンダ(2部)でプレーする。チームはモレノなし、なおかつこの日出場した多くの選手なしでだ。彼らは期限付きで契約している」と、すでにクラブを去ることが既定路線になっているモレノ監督だけでなく、久保らレンタルでの加入組が離れる可能性についても指摘している。
10代ながら活躍を見せた久保にとって悔しさの残る結末になった一方で、それ以上にダメージが大きいのはマジョルカのほうなのは間違いない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)