ファン・ダイク、痛恨の“失点直結ミス”に英驚き リバプール加入後「わずか2度目」
アーセナル戦の前半32分にバランスを崩しパスミス、同点ゴールを献上
リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、現地時間15日のプレミアリーグ第36節アーセナル戦(1-2)でプレミアリーグ88試合目にしてわずか2回という非常に珍しいミスを犯した。
アーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアムに乗り込んだリバプールは、前半20分にセネガル代表FWサディオ・マネのゴールで試合の均衡を破った。すでに優勝は決まっているものの、マンチェスター・シティが持つプレミアリーグ最多勝ち点(100)の記録更新に向けて、幸先良く先制した。
しかし同32分、チームに思わぬ綻びが生じた。最終ラインでパスを回していたなかで、ボールを持ったファン・ダイクはアーセナルFWリース・ネルソンからのプレッシャーによってバランスを崩し、ブラジル代表DFファビーニョへのバックパスが乱れた。これをフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットに奪われ、そのまま失点。ファン・ダイクのミスパスが、決定的なラストパスのような形になってしまった。
サッカーデータサイト「WhoScored.com」の公式ツイッターによると、ファン・ダイクが失点に直結するミスを犯したのはリバプールでのプレミアリーグ出場88試合目にして2度目の出来事だったという。前回のミスが2019年3月のフルハム戦で、失点に直接的に関与したのは約1年4カ月ぶりとなった。
サッカー情報サイト「Squawka」も公式ツイッターで、「ファン・ダイクが失点に直結するミスを犯したのは今季のプレミアリーグでは初めて。リバプール加入以降でわずか2度目のこと」と驚きを持って報じている。
この試合に1-2で敗れ、プレミア最多勝ち点記録更新の可能性も消えたなか、“世界最高のDF”と称されるファン・ダイクのミスがいかに珍しいかということがデータによって明らかとなった。